Laos
悠々と流れるメコン川。緑溢れる山々。人々は、自然と共に活き活き暮らしている。
一歩足を踏み入れると、時の流れを忘れ、どこか懐かしさを感じる国、それがラオスだ。
欧米諸国では早くからラオスの魅力が見出され、今もなお欧米人の旅行者やビジネスマンが後を絶たない。アメリカ・イギリスの雑誌では【行ってみたい国№1】と賞賛され、根強い人気を誇っている。
日本でも【ラオス】を取り上げたテレビ・雑誌などが増え、年々その姿が日本でも明らかにされつつある。
しかしながら、まだまだラオスは秘境の地といっても過言ではない。
インドシナ半島中央部に位置するラオスは、ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・中国の 5 ヶ国と国境を接し、ASEAN 唯一の内陸国である。
49の民族が、川の恵み・山の恵み、など自然の恩恵を受け、今尚、昔ながらの生活を送っている。
人と争うことを好まず、温厚な民族だけに経済発展が遅れていたが、1986 年【新経済メカニズム】と呼ばれる経済改革により市場経済の導入と開放経済政策が進められると共に、諸外国からの支援なども手伝い近年では急速に近代化が進んでいる。
その反面、自然に恵まれた国特有のエコツーリズムの人気も高く、今後、まだ未知なる観光資源の発掘も期待される。そんな意味でも秘境の国といえるであろう。
インフラ整備など、観光市場に向け今後の課題も多く抱えていることは否めないが、その反面、文明が発達した日本で暮らす私達に、幸せは便利さでは測れないことを教えてくれる。
ルアンパバーンとワットプー周辺遺跡が世界遺産として登録されているが、世界遺産だけを目的にラオスへ出かけることほどもったいないことはない。
ラオスは【時を感じる】国であり、何もしない時間こそが旅する私達の心に深く刻まれ生き続けるのだから。
毎日時計と睨めっこしている私たちにとって、これほどまでに【何もしない時間】を楽しませてくれる国は他にあるだうか。
正式国名 | ラオス人民民主共和国 Lao People’s Democratic Republic |
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国旗 |
赤は自由と独立のために流された血、白い丸は平和と輝かしい未来の展望、 |
国章 | |
国歌 | Pheng Xat Lao(ペーンサッラオ) |
首都 | ヴィエンチャン |
人口 | 733万人(2021年ラオス統計センター) |
民族構成 | 低地ラオ族(60%)他、計50民族が存在している |
政治体制 | 人民民主共和制 |
宗教 | 南方上座部仏教(約90%) |
面積 | 236,800平方キロメートル |
言語 | ラオス語 |
通貨 |
通貨単位はキープ(KIP)ISOの略称はLAK 10,000キープ≒77円(2023年5月現在) 1,000円≒130.000キープ |
両替 | 日本ではラオスキープは準備できないため、US ドルを現金で持参するのが便利。一般的にUS ドル・タイバーツも流通しているため、タイ滞在後にラオスへ入国する場合には、タイバーツを利用するのも良いだろう。 USドル・タイバーツで支払うでもお釣りはキップで渡される。短い期間の旅であれば、USドルやタイバーツで支払い、お釣りで得たキップを利用するのも手だ。どの通貨を持っていくにも、小額紙幣を持っていくのが便利。主要都市においては街中で日本円やUSドルからラオスキップへの両替が容易にできるが、地方都市に滞在する際には、両替場所は銀行などに限られるため、注意が必要。 又、ラオスキープから外貨への再両替が出来ません。現地通貨(キープ)は使用する分だけ両替をしてください。 |
カード | 大都市であれば、ビザ、マスターなどの主要なクレジットカードが使用が可能ではあるが、それほどクレジットカードは普及していないため、あまり利用しない方が無難。 |
時差 | 日本と2時間の時差(日本の方が早い) |
歴史 | 1353年、ランサーン王国として統一。1899年フランスのインドシナ連邦に編入される。1949年仏連合の枠内での独立。1953年10月22日仏・ラオス条約により完全独立。その後内戦が繰返されたが、1973年2月「ラオスにおける平和の回復及び民族和解に関する協定」が成立。インドシナ情勢急変に伴って、1975年12月、ラオス人民民主共和国成立。 |
ラオスへの入国には、ビザは不要です。
(免除の条件)
※日本国籍・韓国国籍
※滞在日数が15日以内
上記の方々は、ビザは必要ありません。
但し、ラオス入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。お手元のパスポートをご確認ください。
尚、ビザ免除にて入国された場合、現地での滞在延長はできません。
一旦ラオスを出国する必要があります。15日間以上滞在予定の方はアライバルビザ申請をしてください。