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最近、ホーチミンのタンソンニャット空港にて、税関職員から雑誌等の検閲を受けた際、掲載されている女性のグラビア写真集などの雑誌、その他書籍が「所持禁制品(わいせつ図書)に当たる」等として罰金の支払いを命じられる例が増えており、在ホーチミン日本国総領事館に旅行者等から報告が寄せられています。
ベトナムでは、肌の露出度が高い女性等の写真や性的な表現のある漫画等が掲載された雑誌などは、ポルノ雑誌等と同等の所持禁制品(わいせつ図書)として扱われ、これらを所持する者には、罰金(300万ベトナムドン(約150米ドル)以上4,000万ベトナムドン(約2,000米ドル)以下)を課されることがあります。ベトナムでは、猥褻物に関する基準が日本よりずっと厳しいため、日本ではどこでも(空港でも)手に入るような週刊誌等も「わいせつ図書」として取り締まりの対象とされる可能性があります。取り締まりの方法も厳しく「外国人だから大丈夫だろう。」「見つかったら、謝って廃棄しよう。」といった考えは通用しません。ホーチミン等ベトナムへの渡航・滞在を予定されている方は、空港で無用のトラブルを回避するためにも、携行する書籍・雑誌類は慎重に選定するようにしてください。
尚、このような事例は、ベトナムに限ったことではありません。海外へお出かけの際には、日本と違う文化圏に入ることを念頭に、所持品等をお選びいただくようお願い申し上げます。